Bloody Core

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月―ユエ―

Author:月―ユエ―
Another Name:残響(ナイトメア)
Level:23
Favorite Words:No pain,No gain.

「I'm a doer, not a talker!」

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■ BGM探し。

どうもどうも。絶賛風邪引きなワタクシですけども。


何かね、中途半端に治ってるからもう一回病院行くのもなー、状態です。ああ困った。
とりあえず夜更かししてないで寝ろって?またまたぁ、夜型人間に言う台詞じゃないですぜダンナ(笑)


攻殻機動隊のBGM聴いてたらみなぎってきたので(←)SS投下ー。
例によって突発なので色々気にしちゃダメだぞ★←
* * *





「やっほー」

そんな軽い挨拶と共に自室に姿を見せた相手は、自分の顔見知りだった。

「どうしたんだよ、いきなり」
「んー、まあ…ちょっと」

そう言って言葉を濁す彼女―――否、“彼”は珍しく元気がなかった。
見た目だけで言うなら彼はまさしく女性だろう。本人がわざとそうしているのだから安易に否定は出来ない。
だが彼は紛れもなく男性だ。身体面も、精神面も。
遠目に見ても栄える背中まである赤い髪を指先で弄ぶその男、フェリウスは珍しく元気がなく、珍しく髪をおろしていた。
いつも頭の高い位置で結わえている髪を無造作におろした姿を見るのは自分自身初めてで、一瞬戸惑った。

「ちょっと、…御願いがあって…ね」
「御願い?」

パソコンの画面をデスクトップに戻し、鸚鵡返しの言葉を紡ぎながらフェリウスに向き直る。
すると彼はそのパソコンに一瞥をくれてから口火を切った。

「調べて欲しいことがあるの。魔界一の情報屋に」

一瞬、眉間に皺が寄るのが自分でも分かった。
魔界一の情報屋、というのは嘘ではない。元々その存在は自分の師である男のものだった。
だが今は自分がそれを継いでいる形になっている。

「……知ってどうする?」

目の前の彼について一通りのことは調べてある。
勿論、彼の身辺についても。
だからこその問い掛けだった。彼の言う調べて欲しいことも、想像がつく。

「……………」

言葉を選ぶように、顔を顰めて。
長い沈黙の後に紡がれた口調は女性を真似たそれではなくて。
家族を想う、長兄、その人。


「…俺がどうこう言える権利はないけど、やっぱり知りたいんだ。母さんと…親父が、ちゃんと幸せだったのか」


小さい頃から母の泣き顔ばかり見てきたから。
アイツのせいで泣く姿ばかりを見てきたから。
自分の“罪”は消えないけれど、せめて。

「…違うな、幸せであって欲しいんだ」

自分で、自分の言葉を否定する。
否定して、祈りに変える。
叶うかも分からない、祈りに。

「そんなの、もう答えは出てるよ」

呟いたフェリウスに、情報屋は言う。
あっさりとした言葉に目を丸くする彼をよそに重い腰を上げるとそのまま隣の部屋に足を進めた。
特に間仕切りもない為隣の書斎が丸見えである。
書類しかない其処から情報屋は一冊のファイルを取って戻ってきた。
それを躊躇いなく差し出す。

「お前とヴェネルが、何よりの証拠だと思うけど?」

視線に促され、フェリウスはファイルをめくる。
膨大な文字で記された内容は自分の家族について。
其処には確かに、自分の望んだ答えがあった。
母親が泣くようになったのは、自分が物心ついて少ししてから。
それより前は、確かに幸せだったんだ。
一番最後のページは、写真のコピーだった。
4人で映る写真は、物心つくより前。
弟が生まれたばかりで、記念に撮ったであろう写真。
笑っていた。自分も、親父も、…母さんも。


「……ホントだ。ムカつくくらい、嬉しそうにしてやんの」


俯くフェリウスの声が微かに震えていることに情報屋は気付いていた。
それを言及することはなく、彼はやれやれと肩を竦めてパソコンの前へと戻る。


そして、淀みなく動くポインタが一つのデータを呼び出した。





―――――
フェル真面目ばーじょん。
“罪”についてはいつか触れられたら、いいなぁ。
まあ勘のいい人は想像ついちゃうかもしれないですねー。


本編もちょっとずつ書いてます。ほんのちょっとだけどね!


よし、寝よう。あと少しだらだらしたら…!
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